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セガサターンを掘り起こし、何時までも愛でるサイト。
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セガサターンの中で『レイディアントシルバーガン』と並び、高価ソフトとして、且つ優秀なソフトとしても有名なこの作品。


銀銃が現在何処に仕舞ったか分からないため・・・うう、何処行ったんだろう・・・今回、レアカテゴリ第1回目にこの作品を選びました。
いや、はじめからこっちを選ぶつもりでしたがね。


『心霊呪殺師 太郎丸』
SST


前回は4ヶ月、今回は1週間・・・。
何なんでしょうね、ここの管理人は。

その代わりに、今回は大盤振る舞いですよ。



この作品についてよく言われるのが、
「このゲームは連射パット推奨です。」
「敵は堅いし、攻撃は激しいし・・・。」

・・・まあ、否定はしませんが、それじゃあこのゲームの本質が・・・。


【物語】
元禄の大江戸は、浮き世の真っ直中。
富める者も貧しき者も、欲望の宴に酔いしれていた。
それ故に、忍び寄る「闇」に気づくことも無し。
飢える「闇」は人々の生き血をすすり、肉を喰らった。

往く刻が後・・・影に生きゆく「闇」は、表に出る力と、統べる者を求めた。

何時からか世に現れたる鬼哭党──。
表は武芸修行者集団、秘めたる裏は人さらい・・・。

夜鳴き蕎麦屋の主人、太助の一人娘も、新月の晩に行方知れずとなった。
消えた娘を捜す太助の耳に、「呪殺師」の名が囁かれたのも新月の晩。

(以下説明書から正確に抜粋)
持てる金子のすべてを差し出せば、この世の悩みや苦しみをすべて背負ってくれるという。
その者の正体を問う太助に、ささやき声の主が答える。
’かの者、その姿たおやかなる乙女の如し、天女如きの顔、だが、
その瞳には氷の獅子が棲まう。
 かの者、蒼き炎に包まれし左手より光を放ち、
悪を滅却せん。
 かの者、その名を
心霊呪殺師 太郎丸という’


【人物】
操作できるキャラは2名。
SST1
我らが太郎丸さんと、家族や妻のために全てをなげうった円海。

選択画面のキャラ像は一寸アレだが、ステージ上のキャラは愛らしい。


【操作】
操作性は悪くないですが・・・アクションに強い人も慣れが必要です。
攻撃がロックオンカーソルの為、なかなか攻撃に転じれないかと。

「呪念/破魔」・・・基本攻撃
ロックオン(正面を向かないと外れてしまうが)した敵に念を送り、内側から破裂させることが出来る。
溜めることによって威力等が上がります。

「地走り/疾駆け」・・・スライディング/タックル
太郎丸は身を屈めての体当たりです。
円海は無敵判定の体当たりで、空中でも可。
(説明書では疾駆けも敵を弾き飛ばせると書かれていますが、たぶん誤植です)

「退魔蒼壁掌/赤空円陣杖」・・・防御
超万能の無敵防御です。
出した後に結構な隙と、溜めが解除される以外は、かなりの万能です。
これがないと一部のボス(石階段の炎髑髏など)が倒せません。

「修羅憑依」・・・オプション
一部を除き、雑魚キャラをオプションとして従わせます。
修羅化させた敵は自動で攻撃をし、必要あればボンバーとして爆発させれます。
円海は連爆が出来ないため、雑魚戦ではこれがメインになります。


【画面構成】
まずは画面を見てほしい。
SST2
ライフはダメージ制で残機付き。(画面では左上の巻物がそれ)

その下のゲージが溜め攻撃のゲージ。
溜め攻撃はキャラによって性能が違います。
太郎丸・・・威力は低いが、最大まで溜めると連爆攻撃に変化。
円海・・・溜め時間と距離が近ければ近いほど威力が上がる。
その為に、キャラによってゲームが変わります。

その横の「心」は倒した敵の数。
「体」は修羅(オプション)のライフです。
「心」を使って「体」を回復させることが出来ます。
忘れていましたが、黄色く表示されてるのが修羅(オプション)ですね。

・・・。
敵が爆裂してますね。
まあ、すでに「闇」に取り憑かれた人々なので、忍者だろうが女だろうが爆裂させてやってください。


【特色】
まず何と言っても、ステージの3D表現でしょうか。
2Dアクションではありますが、ステージを歩いてて路地角を曲がっていくという表現は、たぶん未だにこの作品だけじゃないでしょうか?

それが一部のボス戦でも使われています。
奥からせり出してくる壁。
回転して襲ってくるトゲ付きの筒状足場+奥からの火炎放射。
ああ、アレを思い出しますね・・・『ブロックアウト』(セガ/MD)・・・。

そして、なによりもステージを彩る大型のボス達。
SST3
ケース裏にも載っている喪作さんです。
なんと7段階も形態が変わり・・・腕が取れたり、変上したりと大忙しです。
変上した後より人間状態の方が、攻撃がかわしづらいという、あまり良い待遇ではない人ですね・・・。

SST4
こちらは『心霊呪殺師 太郎丸』で一番有名なボスキャラです。
・・・知りませんか?
「肉だ!肉が来たよ!」の親子ですよ。
といっても、母親の円月輪によって首をはねとばされる子供が、その大蛇なわけですがね。
しかし、母親の円月輪や大蛇の酸攻撃より、母親の蟲攻撃が一番厄介なんですが・・・万能無敵防御のお陰で、かなり弱い部類のボスになってますが。


なんと、現在トレジャーで仕事をされてる井内ひろし氏が開発に参加されてたそうです。
道理でゲームデザインにトレジャーっぽい所が各所に見られるわけですな。



《私見》
このゲーム、確かに難易度は高いです。
が、クリアするだけなら連射パッドがあれば何とかなるでしょう。
・・・まあ、何とかなった人達は、ちょっと可哀想な部類に入りますけど。
雑魚戦が難易度を上げている原因なのでしょうが、戦い方さえわかれば、素晴らしく面白いゲームに変わりますよ。

「太郎丸」
雑魚戦は常に連爆狙い。
溜め攻撃は、最大まで溜めないと雑魚も一撃で仕留められないからです。
最大まで溜めれば、ほぼ一撃+連爆と。
連爆のお陰で、邪魔な火の玉とかの一掃が出来るので、常に溜めつつ・・・というのが基本でしょうか。
回避はできるだけ、万能防御よりスライディングを使いましょう。

「円海」
連爆が無いため、連射仕様なのでは?と思う人もいるかも知れませんが。
単純に威力が強いため、修羅化させるのも簡単なのです。
基本はチョイ溜め攻撃(雑魚はほぼ一撃)。
余裕があれば修羅をつくり、混戦になったら即ボンバー。
動きが太郎丸に比べて遅いため、修羅つくりと回避運動は早め早めに。


慣れるまでに、かなりの時間を要すると思いますが、是非やってもらいたいですね。
この感覚は未だに目新しいですね。
強いて言うなら・・・『SHINOBI』(セガ/PS2)が一番近いかな?

たしかに、かなり人を選ぶ作品ではあります。
ですが・・・既に所持、もしくは入手するような方なら、是非に極めてもらいたいです。



PSに移植予定があったようですが、残念ながらタイムワーナーインタラクティブが、親会社の意向で解散になってしまいました。
けれど、PSに移植されなかったが故に、ここまでの知名度や価値ができたのでは・・・と思ったのですが・・・『シルエットミラージュ』(トレジャー/SSorPS)とかさ・・・。
・・・む。
ウィキペディアでは、『レイディアントシルバーガン』は元々タイムワーナーインタラクティブが開発で、後にトレジャーが完成されたとありますねぇ。
そういうことなのでしょうか?



『心霊呪殺師 太郎丸』
対応機種:セガサターン
メーカー:タイムワーナーインタラクティブ(旧テンゲン)
ジャンル:アクション
発売日:1997年1月17日
価格:5800円
入手難易度:レア
懐古的価値:★★★★★
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コメント
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復活オメ。
もう閉鎖されたと思ったwオひさしぶり。
ウチのセガファンページは
とっくに閉鎖しております=3
(バーナーはずしてね。
ウチもブログでがんばっております
(今のところ。

そうなのですか、レディはタイムワーナー
が開発していたタイトルだったとは・・・むむ。
ということは人も流れてきたのでしょうね。

markomu URL 2006/10/30(Mon)03:28:31 編集
やっとこさ復活です。
お久しぶりです。
1日18時間も仕事してた時期もあったんで・・・。
これからも、超不定期ですが宜しくです。

その銀銃なのですが・・・時期的にTWIが関わってた期間は極短かったと思います。
イメージとして太郎丸と銀銃が意外に似てるところから、TWIで企画した・・・と考えられたのかな?
是非、真相が知りたいですね。
深緑 2006/10/30(Mon)22:11:06 編集
リンク報告です。
深緑様
はじめまして。
四拾尺と申します。

私はセガ関連のリンク集を運営しています。
(URLのサイトです)
リンクに不都合などありましたら、お知らせください。


サイト閲覧させていただきました。
ヴァルハリアンやジーベクターのレビューをやっているのが実にいいですね。
ヴァルハリアン結構好きなんですよ。(^^


レイディアントシルバーガンのタイムワーナー開発説ですが、知っている範囲でコメントさせていただきますと、サントラの井内氏ライナーノーツに関係する記述があります。

それによると、企画が進みチームを与えられることになったのが96年11月。
12月は企画もチーム準備も快調とのこと。
97年1月31日にタイムワーナーイン(略)が解散。
後にトレジャーに戻り開発することになるのですが、タイム(略)では実際にチームを作って開発したとの記述はありませんし、トレジャーでの開発は解散から半年以上後ですし、実質的にはタイ(略)は殆ど関係ないのではないでしょうか?

解散さえなければ、また違った形でTWIから発売されていたのかもしれませんね。

それでは失礼します。
四拾尺 URL 2006/11/11(Sat)00:56:58 編集
リンク感謝です。
四拾尺様、はじめまして。
こんな『ホラーツアー』(OCC/SS)並に辺境の地にようこそです。

リンクの件ですが、こちらこそ宜しくお願いします。

銀銃のサントラ・・・実は、実盤も再販盤も入手を逃してしまっていたので。
貴重な情報有難う御座います。
たしかに時期的にタ(略)との関連は薄そうですね・・・。

更新は激遅の超不定期なので、期待せずにお待ち下さい。
深緑 2006/11/11(Sat)09:14:51 編集
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