月花霧幻譚 TORICO

正直、何のソフトにしようかと迷っていました。

あまりに有名なソフトじゃあつまらないし。
逆にマイナーすぎたら追いつかないだろうし。

･･･。
セガサターンのソフトって、前者が3割、後者が7割ってとこでしょうかね？
迷う必要ないやね。


『月花霧幻譚 TORICO』



セガの『夢見館』シリーズの継承的位置づけ作品でしたが･･･。

セガ独自のソフト群の中でも、マイナーになるんじゃないでしょうか？
あ、一般的な視点だとですよ。
セガマニアなら、普通に押さえてあるでしょうが。


まあ、一般人にも名前だけなら知ってる人がいるかもしれません。
ファミ通の『どきばく』初期でネタにされてましたからね。
覚えてませんか？
アーミンが旧マネに、サターンの蓋ごと接着されてたあのゲームですよ。



【ストーリー】
記憶をなくした主人公が、記憶を求めて旅をしていた。
手がかりもなく、最後の希望にすがるべく"霧の街"へと訪れる。

"額の紋章は月の街を訪れた証"

主人公の記憶の行方は、やがて陰謀に巻き込まれていくのだった。



･･･。
普通に考えればスルーするべき脚本ですが、ゲームとして考えれば、こんなに分かり易いものもありません。
けど･･･ゲーム本編中では、殆どストーリーにそのことが付加されてないのです･･･。
ちょっと残念ですね。


【インターフェイス】
この空間探索型アドベンチャーとでも言うのでしょうか作品群は、総じて操作感がモッサリしております。
また、このタイプの作品というものが最近の作品には殆どみられないため、ゆったりと流れる作品調に合うかどうか･･･。


【ロード】
ロードの時間は早いですし、作品自体のスローペースも相成って、全然気にならないでしょう。


《私見》
正直、オススメできるとは言いづらいのです。
この手のアドベンチャーは、当時ならば『Dの食卓』効果もあって、数多くつくられてました。
その中でも、かなりの良作といえるでしょうけどね。
とはいえ、今ではバイオレンスorセクシーがないと･･･。


映像美に音楽は、かなりのものを仕込んであります。
雰囲気は凄い良いのですが･･･あくまで雰囲気を出すために、全体的に画面が見にくいかもしれません。


謎解き関連も、どうしてもぬるめになっております。
･･･？
そんなに謎解きやりたかったら、『MYST』シリーズでもやれば良いんじゃないでしょうかね？



ちょいと時間がないので、後ほど再編集いたします。



『月花霧幻譚 TORICO』
対応機種：セガサターン
メーカー：セガ
ジャンル：アドベンチャー
発売日：1996年6月28日
価格：6800円
入手難易度：易
懐古的価値：★☆☆☆☆